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子どもの頃、夕暮れの帰り道、足元をかさこそと音を立てて無数の小さな蟹が
走り抜けたことがあります。ギョッとして立ちすくむと北風と枯葉の悪戯でした。
かさこそ、かさこそ、冬の足音が聞こえます。


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© Masahiko Ishihara